最近、ヤマト運輸を装った詐欺メールが多数報告されています。その中でも特に巧妙な事例が、あたかも”再配達の案内”であるかのように装い、受信者を偽のサイトへ誘導しようとするものです。
例えば、「【ヤマト運輸】再配達のご案内」という件名で、「ご不在のため配達できませんでした」などと書かれたメールが届きます。リンクをクリックすると、偽の再配達申込フォームへ誘導され、個人情報やクレジットカード情報の入力を求められます。

このようなメールは、一見すると公式のものに見えるデザインやロゴ、文言が使われており、注意していないと騙されてしまう可能性があります。
✅ 2. フィッシング詐欺メールの特徴とは?
フィッシング詐欺メールにはいくつか共通する特徴があります。
- 差出人アドレスが公式っぽく見えるが微妙に異なる(例:@ccjapan.net など)
- 件名に【重要】や【至急】といった言葉を使用し、緊急性をあおる
- 本文内に「期限付き」「至急対応してください」と記載
- 本物そっくりのロゴやカラーを使用した偽サイトへのリンク
これらは、受信者に不安を与え、冷静な判断を奪うことを目的としています。必ず、メールの差出人やリンクURLを慎重に確認しましょう。
✅ 3. メールを開いてしまった!リンクをクリックしたらどうなる?
メールを開いただけでは多くの場合、問題は発生しません。ただし、リンクをクリックした先で個人情報を入力してしまうと被害に繋がります。
偽のログインページでは、ヤマト運輸やAmazonなどの公式サイトそっくりに作られており、ログインID、パスワード、氏名、電話番号、クレジットカード番号などを入力させようとします。
これに情報を入力してしまうと、個人情報が盗まれ、詐欺や不正利用の被害に発展する可能性があります。リンクをクリックした場合でも、情報を入力していなければ、すぐに対処することで被害を防げることが多いです。
✅ 4. ウイルスバスタークラウドで守れること
ウイルスバスタークラウド(Trend Micro)には、フィッシング詐欺やマルウェアからの保護機能が備わっています。

- Web脅威対策機能:危険なサイトや詐欺サイトにアクセスしようとした際に、自動でブロック・警告します。
- 迷惑メール対策機能:Outlookなどの対応メールソフトを利用していれば、詐欺メールを自動で迷惑メールフォルダに振り分けることが可能です。
- リアルタイムスキャン:リンク先のページやダウンロードされたファイルをスキャンし、ウイルスやスパイウェアを防ぎます。
ただし、100%完璧ではないため、ユーザー自身の注意力も重要です。
✅ 5. Outlookなどメールソフト側の迷惑メール対策
ウイルスバスタークラウドと併用することで、メールソフト側でも迷惑メール対策が可能です。
Outlookでの対処方法:
- 「迷惑メール」設定を有効にする
- 受信拒否リストに怪しいドメイン(例:ccjapan.net)を登録する
- フィッシングメールとして報告する機能を活用
OutlookやThunderbirdなど、ウイルスバスター対応のメールソフトを利用すれば、連携によってより高精度なフィルタリングが可能になります。
✅ 6. クリックしてしまった時の対処法
もし、フィッシングメールのリンクをクリックしてしまった場合でも、落ち着いて以下の対処を行いましょう。
情報を入力していない場合:
- ウイルスバスタークラウドでフルスキャンを実施
- 不審なプログラムや拡張機能がないか確認
情報を入力してしまった場合:
- クレジットカード会社や金融機関へすぐに連絡し、停止処置を依頼
- パスワードを変更(他サイトでの使い回しも変更)
- 警察(サイバー犯罪相談窓口)に連絡し、被害届の提出を検討
✅ 最後に:再確認チェックリスト
- 注文していないのに再配達通知が来たら疑う
- メール本文内のリンクは絶対にクリックしない
- 公式サイトやアプリから再配達や配送状況を確認する
- セキュリティソフト(ウイルスバスターなど)を常に最新に
「自分は引っかからない」と思っていても、年々巧妙になっている詐欺メール。日々の注意と対策で、自分と大切な人の情報を守りましょう。
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